試料をテストデバイスの滴加穴よりテストストリップのサンプルパッドに滴加すると,試料は毛細管現象によりコンジュゲートパッドへ移動します。そこで抗アデノウイルス抗体結合ラテックスが溶解し,試料中のアデノウイルス抗原と免疫複合体を形成します。この免疫複合体はテストストリップのニトロセルロースメンブレン内を毛細管現象により移動し,テストライン上に固定化された抗アデノウイルス抗体に特異的に捕捉され,青色のラインを呈します。