A 群ベータ溶血性連鎖球菌(以下、A 群溶連菌)は、主に飛沫感染で広がり、感染後 1~7 日の潜伏期間を経て、発熱と咽頭痛、扁桃炎や、猩紅(しょうこう)熱を発症する
ことがあります。さらに合併症であるリュウマチ熱、急性糸球体腎炎などを続発する可能性もあります。
主な治療は抗生物質の服用となりますが、適切な治療を行うためには、迅速な診断や細菌培養などの検査が重要となります。
Fujibio-Strep A は、咽頭から採取する検体中の A 群溶連菌抗原の検出を目的としたイムノクロマト試薬で、感染の有無を5分(反応時間)で迅速に判定できること、見やすい2色のラテックスを使用することで判定ラインが識別しやすくなること、簡単操作が可能な充填容器を採用したことによって、作業負担を軽減して迅速な診断に貢献する新製品です。